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「TaxActが(実質)有料化!」について

F Fries

TaxActが(実質)有料化!に関する投稿です。

今年のタックス・リターンに関して、早々と情報ありがとうございます。そもそもIRSはほとんどのtransactionの情報を握っているのに、W-2の内容から既に納めた州税・固定資産税、預金利子など納税者がいちいち報告しないといけないという無駄な仕組みになっているのは、E-Fileが始まったときにTurboTax (Intuit) をはじめとする税金ソフト業界からの強い反対があったため、なるべく不便にして有料ソフトを使わざるを得ない状況にするということで妥協したという経緯があるからだと聞いています。TaxActも他ソフトからのユーザーの囲い込みは完了したと判断したのか、無料であることに対して業界内の圧力が強くなりすぎて、会社としての存続のためにこれ以上無料を維持することができなくなったのか、そんなところなのでしょうね。

Nobu 2016/01/11(月) - 21:01

Tax Returnだけで一大産業なので政府が無駄を省いてしまうと困る、というのも考えものですよね。F Friesさんが前に書いた(と思う)、IRSが知っている情報からTax Returnを埋めて送ってきて、変更さえ無ければサインして送り返すだけ、というのが早く実現すると良いと思います(そんな日が来るかどうか分かりませんが)。

もっとも、ソフトウェアを作る側にいる立場としては、どうして今まで無料だったのかとも思います。無料ビジネスモデルで某G社の参入があるかですが、果たしてG社で働く人が(ある意味)無意味に複雑な税法をソフトウェアにする仕事に従事したいか、微妙な気もします(笑)

jinmei 2016/01/11(月) - 22:22

最近のThe Economistの記事によると、tax returnの不便さから生じるコストがGDPの1.3%に上るという試算があるそうです。世界銀行による2014年のアメリカのGDPは$17.42 trillionだそうですので、その1.3%だと$226 billionになります。tax return産業の規模がどのくらいかは知らないのですが、毎年数百billionドルの無駄をカバーするほどの経済効果でないとすると、大局を見て改革してくれる政治家が現れてくれると嬉しいのですが…あまり有権者受けしそうなネタではないから望み薄なのでしょうね。

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