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今後のNYダウの行方

初心者(ゲスト)

いつもこちらで勉強させていただいております。
ありがとうございます。

株を始めようと思い、
色んな見解を見聞きしたり、情勢を見ておりますが、
素人目で判断するに、今後はダウントレンドとなるのではと、
まだ始められずにおります。

色んな見解はあるかと思いますが、
今後のNYダウにどういった予想をされますか?

お付き合いの程どうぞよろしくお願いします。

Nobu 2015/01/07(水) - 17:51

全く個人的な意見ですが・・・

株を個々に選んで投資するのはとても楽しそうですが、難しいと思って僕自身は全くやっていません。自分に株を選ぶ能力はないと思っているので全部ファンドです。NYダウ(や株式全体)についても予想するのは難しく、ファンド投資にしても売り時、買い時をうまく当てたことはありません。一度はリーマンの後のかなり安い時にファンドを買い足したのですが、その後上がって売ってしまいました。今の株価レベルを考えればそのまま持っていても良かったのですが。

なので数年程度の短期的なトレンドではなく、リタイアするまでとかで考えて株式ファンドには投資しています。今後がダウントレンドだとしても、それが数十年続く確率は低いかと。もっとも、日本株を考えればピークの時に買った人は20年以上経っても回復していないので、ありえない話ではありませんが今のアメリカではそういう声は聞こえませんね。

もし個別の株に投資されるのであれば失っても痛くない程度の金額で、自分が楽しめるように投資するのが良いのではないでしょうか。

jinmei 2015/01/07(水) - 23:24

本質的には私もNobuさんと同意見ですが、私の表現で意見を書いてみます。

まず、ご質問(今後のNYダウ、というかアメリカの株式市場の予想)に対する直接の回答ですが、基本的に「わからない」というのが答えではありますが、「今後」の意味によっては私自身の個人的な相場観はあることにはあります。

もし、「今後」が数日から数週間程度のごく短期を指しているなら、私にはまったくわかりません。

もし今後1年後くらいまでの期間だとすると、昨年ほどではないにしてもやはり上昇するのではないかと思っています。アメリカの企業業績は概ね良好のようですし、雇用状況も改善が続いていますし、一方でダウにしてもたとえばS&P500にしてもPrice/Earning比は20弱くらいでまだ割高というほどでもない水準です。おそらく今後1年の間にもっとも株価に(悪)影響を与えそうなイベントの一つはFRBの利上げではないかと思いますが、それも年央まではないとの見方がもっぱらですし、もっと先まで見送られるのではないかとの意見も多いようです。ニュースなどで見聞きする範囲でも、いわゆる「市場関係者」の予想としては今年はダウで2万ドルくらいにはなるとの見方が大勢だと理解しています。

一方、もし数年先程度まで中期のことなら、いずれは調整局面に入るだろうとは思っていますが、それが来年なのか3年後か5年後か、またどのくらいの幅で下落するのかなどについてはまったくわからず、何の予想もありません。もしかしたらあと10年ぐらい上昇し続けるのかもしれません。

もしかなりの長期、たとえば20年後という意味なら、上昇しているだろうと思います。これは予想というよりも資本市場の成長力に対する信任(というか信奉)によるものですが…。

ただ、おそらくご質問の本来の趣旨は、市場予想そのものではなくて、1-3年くらいを「今後」として、株価が下がっていくことを想定した上で、いまアメリカの株式に投資すべきか、ということなのではないかと思います。もしそうなら、その点についての私の意見は、「資産運用のスタイルにもよるが、(この「今後」の見通しゆえに)しない理由はない」というものです。

もし想定している運用がごく短期のデイトレードのようなものなら、中期のトレンドに関わらず利益を出す機会はあるでしょうから、仮に3年後に値下がりするとわかっているとしても、いま投資(投機?)しない理由はありません。

もし数年くらいの幅で、安値で買って高値で得ることで継続的に利益を上げたいと考えているなら、数年後に値下がりすると信じられるのであればいわゆる「空売り」をすれば儲かるはずですから、やはりいまはじめない理由はありません。また、想定しているのが個別の株式投資による運用であるなら、ダウなりその他のインデックスなりに示される市場の動向に関わらず値上がりまたは値下がりする銘柄はあるでしょうし、個別株に投資しようとするからにはその選択眼があるのが前提でしょうから、やはりダウの見通しに関わらずいまはじめられるはずです。

もし数十年くらいの長期に渡って、基本的にbuy & holdで運用しようと考えている場合(この場合個別株ではなく何らかのファンド、とくに低コストのインデックスファンドになることが多いと思いますが)、私同様に「先のことは基本的にわからないが超長期での上昇は信じている」のであれば、数年後の一時的な下落は問題になりません。もちろん、この場合も「数年先」に起きるかもしれない下落時を捉えて「底値」で買って長期で持てればそれがベストなのは間違いありませんが、ここではこの「下落」が来年くるのかあと10年来ないのかわからないのが前提ですし、そのときを待っている間に投資機会損失状態のまま何年も過ぎた上にいまより高い値段で買うことになる可能性もあるわけです。先のことがわからないという前提ではどちらになるかは概ね半々ですし、一方で機会損失の(悪い)効果は確実に生じますから、やはりいまはじめない理由はありません。

一方、将来のイベントの予測もできず、銘柄選択眼もなく、超長期での上昇も信じられないというのであれば、「いま」に限らずそもそも株式投資自体しない方がよいということになるでしょう。

ちなみに、私自身は基本的に長期のbuy & holdスタイルで運用していますので、はじめに書いたような「相場観」は持っているにしてもそれが運用の方針に影響を与えることはありません(…と言い切れればかっこいいですが、どうせ当たらないとはわかっていても自分なりの予想がある場合にそれが運用行動にまったく影響を与えないようにするのは難しいです。でもなるべく両者を切り離すように務めています)。アメリカの株式については、私自身は自分で想定してるポートフォリオ上ぴったりくらいの額(のファンド)を現在保持しているので、今後の予想に関わらず当分買い足すことはないと思います。

私自身の過去の経験でいうと、2008年にアメリカに来てから本格的にアメリカの株式にも投資するようになったのですが、日本から持ってきたかなりの額の運用資金(現在に至るまでの総投資額の1/4くらい)をまとめて投資したところでいわゆるリーマン・ショックがあり、その年のアメリカ株式分は-40%くらいの(含み)損失になりました。それでもまったく気にせずに(というか数十年後までには上がると信じてたのでむしろチャンスと思って)継続して投資を続けた結果、現在までの7年の通算ではアメリカの株式は資産の中でももっとも上昇したクラス(年率化した内部収益率で10%超)になっています。もちろん、「超長期」で見れば7年はまだまだ短いですし、そもそもこれも一つの事例に過ぎないので、同様に長期で辛抱強く投資すれば必ず利益が上がるという保証はありません。それでも、近い将来の悪いイベントはある程度長い目で見れば誤差に過ぎないという具体的な例の一つではあるかと思います。

ただし、こういう一時的な悪いイベントでパニックにならないような心構えと運用上の技術は必要かと思います。上の例で言えば、私はアメリカ株式以外の資産にも投資してましたので、実際の下落率はもっと低かったですし、生活に必要な現金は別途十分に持っていたので、仮に全体で4割の下落だったとしても心理的には耐えられただろうと思います。どのようなスタイルで運用するにしても自分が耐えられる想定リスクの範囲内でやること、また自分の予測を信じて短中期で勝負するスタイルでない限りなるべく運用対象を分散させて特定要因による極端な悪影響を避けること、などが必要でしょう。

たぶん(ゲスト) 2015/01/08(木) - 03:10

>今後のNYダウにどういった予想をされますか?

これまでかなり好調だったので、1-2年後にかなりの調整が入る(下がる)という説がありますが、それに賛成です。

しかし、投資しないというリスクもあるので、十分少ない金額で感覚をみがいておき、下がったときに買える体制を整えておくのがいいかもしれません。私も株よりはMF、ETFを好みます。

いまのアメリカ経済の回復はFRB前議長のバーナンキによるものであるにもかかわらず、バーナンキでさえ金融危機を当初予想しておらず、こういった予想は基本的に困難だと思います。

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