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日本の銀行口座の申告について

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いつも参考にさせていただいてありがとうございます。
毎年の確定申告の時期が近づきましたが、外国にある銀行口座などの申告の用紙がありますね。ここで日本の定期預金の申告が抜けていたことに気が付きました。総合口座になっており、普通預金と定期預金がセットになっていますが、普通預金の口座は金額とともに申告していたのですが、うっかり定期預金の方を漏らしておりました。結構大きな額ですが、数年放置しております。気が付いた今年から申告しておくということでいいのでしょうか? (しょうがない?)もちろん取得した時のIRSへの申告はしてあります。(それを定期預金に置いておいたことを申告していないということですね。)
このままだんまりを決め込むのもありかなと思っていたのですが、日本の銀行に聞くと解約をすると必ず普通口座に一回全額が入るので、どちらにしても「各口座の最低額・最高額を記載」というというカラムがあったと思いますが、そこには出さざるを得ません。
税理士さんに相談しても、「それは速やかに申告してください」という返事になるに決まっているので、まずはこちらでお聞きしました。
何を心配しているかというと、申告したことによりペナルティーがあるのではないかと思っております。申告をしなくて見つかればペナルティーはあるのかもしれませんが、申告したらペナルティーがあるというのもおかしい話とも思いますが、何せ小心者で心配です。日本の銀行がどの程度IRSに報告しているのかもわかりませんが、あまり放置しておくと何かお咎めがあるかもしれないなと考えています。
何か良いアドバイスがあれば教えてください。

jinmei 2017/12/12(火) - 01:33

具体的にどのような情報を求めていらっしゃるのかがはっきりしませんが、もし、「FBARやFATCAの過去の報告内容に漏れがあるという状況で、ペナルティを回避するための一番都合のいい方法は何か」というようなことなのでしたら、おそらくこの掲示板では役に立つ答えは得られないと思います。FBARやFATCAの提出忘れや内容の不備などにペナルティがかかるかどうかは、それらが意図的(willful)であったと当局がみなすかどうかに大きく左右されるようですが、私の知る限りではその基準が一般の公開文書などには明確に示されていません。したがって、どのような意見であれ、客観的な根拠を伴わないその人の主観あるいは限定された経験談以上のものにはならないでしょうし、ましてどこの誰とも知らない、おそらくは素人からの掲示板のコメント(このコメント自体もそうです)であればなおさら信用できないでしょう。

なので、もしご自身で判断がつかないなら、私はやはり専門家に相談すべきだと思います(身も蓋もないコメントですが…)。確かに、「修正しなくても大丈夫」というような専門家はいないでしょうが、ある程度良心的な人なら、ペナルティにつながるリスクがどの程度ありそうかについてはそれなりに信頼できる判断を示してくれると思います。できれば複数の人に聞いてみて、総合的に判断できればなおよいでしょう。

その上であえて言えば、もし私が「FBARの一部報告内容に漏れがあることに気がついた小心者」なら、基本的には自主的に修正申告する道を選ぶと思います。金額の多寡・漏れていた期間・報告していなかった預金からの利子についての税金を払っていたかどうか、などにもよると思いますが、これらがそれほど極端ではなければ、たとえば税金自体は払っていたか未払い分があっても大した額でなければ、少なくとも脱税目的でwillfulに報告漏れをしたと疑われるリスクは低いでしょう。放置していたとして、IRSが自ら漏れや矛盾に気がついたり、将来的に国際的な口座情報がよりガラス張りになったりして、IRSから漏れに関する通知のレターを受け取ったりするようなことがどのくらいありうるかは私にはわかりませんが、もしそういうことになれば自主的に修正したときより有利な扱いにはならないでしょう。「小心者」なら、そういうリスクにおびえながら過ごすのは精神安静上よくないだろうと思います。

buchi(ゲスト) 2017/12/12(火) - 03:12

> もちろん取得した時のIRSへの申告はしてあります。(それを定期預金に置いておいたことを申告していないということですね。)

これはtax returnで定期預金のinterestをincomeとして申告はしたが、口座情報が違っていたという意味でしょうか。
何度読んでもわからなくて…。質問だけでごめんなさい。

101 2017/12/12(火) - 15:44

全くおっしゃる通りで、あいまいな質問でした。しかし、私の中では問題点がはっきりしました。
意図的でないことは明らかで、しまったと思ってどうしようかだれに相談すればよいかとくよくよ「小心者」は迷っていましたが、確かに修正申告(それが必要かは専門家の判断を仰ぐということでしょうが)すればよい話でサクサクとやってしまえばいいわけですね。
もっとも、日本の定期預金に置いていたお金ですから、利子といっても一年で数百円や数十円のレベルであったかと思います。
早速税理士さんに相談してアクションを起こします。ありがとうございました。

通りすがりX(ゲスト) 2017/12/12(火) - 17:33

まず日本の銀行から、Form 1099 INT を受け取っているかどうかがポイントかと思います。
もし受け取っていないなら、よほどの額でない限りIRSが真面目に粗探しするとも思えませんので。

受け取っているとしたら、修正申告するか単に今年から正しく申告(quiet disclosure)するかですかね。

専門家に相談するは良いかも知れませんが何かを「依頼」するのは私はお勧めしません。
彼らには法律を厳密に守ることと依頼主から手数料を取るのが利益なのですから、
このような微妙な問題について依頼主の利益を最大化できるとは思えません。

jinmei 2017/12/12(火) - 23:57

> 彼らには法律を厳密に守ることと依頼主から手数料を取るのが利益なのですから、
> このような微妙な問題について依頼主の利益を最大化できるとは思えません。

専門家に相談すれば、申告漏れがあるなら修正申告するようにとしか言わないでしょうから、未払いの税金があるような場合に黙っていてもバレることはないから大丈夫と言ってお金を浮かすよう促すことが依頼主の利益の最大化だとするなら、それは確かに期待できないでしょうね。ただ、架空の専門家にしろ匿名の素人にせよ、その助言に責任を取れはしないでしょうから、「あまり制度の細かいことを知らない小心者」な人がそこを理解した上でその助言を受け入れられるかは私には疑問です。専門家に相談することを勧め、またもし自分がその人なら基本的にはまじめに申告するだろうと思うのはそのためです。

一方、依頼主がまじめに修正申告するのでいいと割り切っていて、申告作業にもお金を払ってもいいので確実にやってほしいと思っているような場合なら、「依頼」までしたとしてもお互いにとっての利益になることもあるでしょう。相談をした上で、申告はすることに決めたけど作業は自分でやることにして出費は抑えるというのもありだと思います。要は相手にも事情やインセンティブがあることを理解した上で割り引いて聞いて、丸呑みせずに自分にとってもっとも納得できる方法を自分の責任で採ればよいということかと思います。

通りすがりX(ゲスト) 2017/12/13(水) - 09:34

やや言葉足らずでしたが「依頼者と請負人との利益相反を軽く考え過ぎでは」というのが私の発言の趣旨です。

「専門家に、相談のみをする前提で相談をする」ことと「専門家に、実行を依頼する可能性を含めて相談する」
ことは全くの別物です。依頼主、請負人、相談内容が完全に同一でも、結論が180度反対ということも十分あり得ます。

私がこの問題に関して専門家に処理を依頼するとすれば、相談する相手と依頼する相手は分けるべきだと思います。

101 2017/12/18(月) - 22:11

早速、自分がお願いしている税理士さんに「どういう風にアクションしたらいいか」について確認したら、返答が返ってきませんでした。上記でおっしゃっているように「黙って今年から申告しなさい」というか「黙っていなさい(これは税理士という立場では言わないでしょうが)」とも、「勝手にして下さい」ともいえないのではないかと思いました。来年の2017の申告の時に普通に出しておくしかないかなと思っています。税理士さんが何でコメントしてこないかわかりません。「ご自由に」ということなのかもしれませんが・・・
上記で言われているように、「処理と相談は別」なのでしょうか?

通りすがりX(ゲスト) 2017/12/18(月) - 23:11

やはり、そういう感じになりましたか。
実は私もFBARに関して小さな報告漏れをしたことがあり、
その時は「税理士をやってる友人に」「アンオフィシャルに」「電話で」アドバイスをもらったことがあります。
知り合いでなかったら、直接会って口頭で聞いた方がいいかも知れませんね。
そしてふんわりとした状況だけ教えてもらい、あとは自分で処理するなり別の税理士に頼むことになるかも。

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