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アメリカの銀行で投資信託?

おにぎり(ゲスト)

全くの初心者で、専門用語もよくわかりません。どなたか助言ください!!
現在、アメリカの銀行でRoth IRAをやっています。プランナーがいて、運用しているわけではなく、自分で管理しているものです。
今回、同じ銀行で最低25000ドル~で、プランナーというんでしょうか?専門の人が、私のお金の運用をしてくれるプランがあると知り、興味をもっています。
銀行に払うコストは、年に1%ちょっとの手数料のみで、後はトレード毎の手数料等はかからないそうです。つまり、このプランは日本でいう”投資信託”というのでしょうか?
預ける金額が500000ドル以上になると、さまざまな諸経費がかかるようですが、とてもそんな大金はありませんので、年数%の手数料で運用をうまくやってもらえるなら、乗らない手はないかなーなどと思っているんですが、ネットで、投資信託を検索し調べてみると、”損する”という話題ばかり。
コツコツ自分でこれからも手探りで運用していくか、若干の手数料払ってもプロに任せるか迷っています。
アメリカの場合も、仕組み的には日本と同じなのでしょうか?どうも、日本はすごく手数料取られるイメージなのですが・・・
ただお金をドブに捨てるようなことだけはしたくなく迷っています。
どなたか助言お願いします。

ポピー 2013/10/03(木) - 03:44

おにぎりさん、はじめまして。

お話から想像するに、そのプランはWrap Accountと呼ばれるものではないでしょうか。Feeが「年に1%ちょっとの手数料」にまとめ(Wrap)られているという意味です。

銀行のWrap Accountならば、その中に組み込まれた金融商品が、いくつかのMutual Funds(投資信託)というのもありえることです。

私も銀行のナンチャラ・アドバイザーやプランナーに会ったことがありますが、多くの場合、彼等はアドバイスで稼いでいるわけではなく、金融商品を売るのが商売のブローカー・営業マンです(特に預ける資産が50万ドル以下の場合)。彼等の中には客の無知につけこんで稼ごうとする人達も時々います。

銀行のブローカーが勧める投資信託は、大抵は信託報酬(Expense Ratio)がまた別に年2~3%掛かるし、それとは別に購買時もしくは売却時に5~10%のLoad Feeが付いたりといったこともあります。それらのFeeは「年に1%ちょっとの手数料」とはまた別です。

もし、自分で投資運用を勉強して、手数料の低いことで知られるVanguard社の投資信託でポートフォーリオを組めば、年0.2%ほどの信託報酬のみで運用することも可能です。

一口に投資信託と言っても、中身やリスク度は色々なので、「投資信託は必ず損をする」とは思いませんが(私も資産の大部分はVanguard社の投資信託で運営していますし)、でも、リスクのある投資信託もあるし、高いExpense RatioやLoad Feeの投資信託を買うとExpenseやFeeだけで目減りしてしまうこともあるでしょう。

おにぎり(ゲスト) 2013/10/03(木) - 07:47

ボビーさん、早速の助言ありがとうございます。
銀行では、Managed Portfolioという商品と説明されました。それがその”Wrap Account”なんでしょうか?
Expense Ratioに関しては、今持ってるMutual Fundsでも1.25%かかっています。
確かにかかるコストが高ければ、いくら元金を増やしたいと思っても、コストでマイナスになりますね。
アメリカでも会社毎にコスト面は違うと思いますが、全般的に日本の会社よりは安いのでしょうか?

銀行の営業マンは金融商品を売って稼いで~のお話なんですが、売った後、うまくそのお金を運用してもらえるものだと思いたいのですが、そうでもないんでしょうか・・実際。

ただ現実、素人がわけもわからず個人でFundsの運用をしてるマネをするよりなら、払うコスト面を考えつつ、結局は投資信託にした方が間違いないような気がするのですが、いかが思いますか?それが、まんまとターゲットにされる原因になるんでしょうか?苦笑

たとえば、たくさん種類のある投資信託の中で、リスクの低いものと、ややリスクを伴うものと何通りか合わせて持つとかしたら、元金割れだけはいくらか予防できますかね?

通りすがり 2013/10/03(木) - 15:35

> 銀行の営業マンは〜売った後、うまくそのお金を運用してもらえるものだと思いたい

彼らのギャラは客の儲けとは関係ありません。どれだけの資産を預けさせるかに掛かっています。

アドバイザー(営業マン)はプロフェッショナルですが、「客を儲けさせるプロ」ではなく「自分の会社を儲けさせるプロ」だと思っておいた方がいいです。顧客に有利なものを進めるのではなく、自分(会社)に有利な商品を勧めるものだと思っておいて差し支えありません。
これはいかなる営業職でもほとんどの場合においてそうでしょう。

> 素人がわけもわからず個人でFundsの運用をしてるマネをするよりなら、払うコスト面を考えつつ、結局は投資信託にした方が間違いないような気がする

むしろアドバイザー/運用者が素人と大差無いという保証がまったくありません。
アドバイザーにFundの組み合わせ(Fund of Funds)を選んでもらえば良い運用成績が収められるだろうという事だと思いますが、彼らが仮に専門家だとしても素人に勝てるという保証はどこにもないどころか、(Fund of Fundsの話ではなくFund of Stocksですが)専門家の選択なんておさるのだーつなげ以下です。
引用

目隠しをしたサルに、新聞の相場欄めがけてダーツを投げさせ、命中した銘柄でポートフォリオを組んでも、専門家が選んだポートフォリオと、さほど大差のない運用成果をあげられる

その上でコストが高いのですから目も当てられません。わたし的にはER 1%とか冗談でしょう?という高さです。$1M預けてたら毎年$10k取られる上に猿と変わらないとかなんて割りに合いません。
実際にはポピーさんが示唆しているように銀行手数料(1%)とは別にFundの手数料も払わなくてはなりません。
場合によっては2%、変なFundをかわされたりした場合は3%とかもあり得ると思います。
いずれにせよTotal 1% overのERとか論外です。

少しでも勉強したいという場合は、ここFI Planningの投資をよくお読みになることをお勧めします。
英語のソースならBogleheads Investment Philosophyも非常に有用です。

実際のポートフォリオに関しては資産分配を参考にされると良いかとおみおます。
またBogleheadsの3 fund portfolioの記事も良いソースです。Vanguardの3 fund (Total Stock, Total International Stock, Total Bond)のメジャーなFund Sourceの代替品リストもあるので非常にいいですよ。

勉強?そんなの面倒だッ!という場合はIndex Target Fundでも買っておけばいいのです。"銀行"ということですから、どこのFundが買えるかはわかりませんが、大抵においてVanguardのTarget Fundが買えるはずです。
https://personal.vanguard.com/us/funds/vanguard/TargetRetirementList
上記ページでYears to Retirement or Your Current Ageで選択をすると、Retirement Fund名とシンボルが出てきます。
そのシンボル名で買えばOK。

蛇足ですがFI PlanningのMutual Fundの選び方にあるStock Fund選択基準のうち
- No Load Fundであること
- Expense Ratio が低い
は絶対に確認するべきです。ERの目安はMax 0.3ぐらいを考えておいた方がいいです。
上記Target Retirement Fundなら0.18。3 funds portfolioをVanguard Fundで組んだ場合は0.17~0.22となります。
(銀行だとAdmiral Shareという最低保有金額が高めだけどERが有利なShare Classは買えないと思うので、やや高めにはなります)

ポピー 2013/10/03(木) - 20:20

通りすがりさんが、すでに有用な情報を書いてくださってますね。

>銀行では、Managed Portfolioという商品と説明されました。それがその”Wrap Account”なんでしょうか?

そう思いますが、銀行に直接問い合わせた方が確実です。私はおにぎりさんのお話から想像することしかできないので。

想像するに、Managed Portfolioはおそらく誰かにお金を託して運用・管理してもらう「サービス」ではないでしょうか。一方、投資信託(=Fund)というのは1シェア=時価○○ドルといったように取引される「金融商品」です。もしかしたら、それを混同してらっしゃるようなので。どちらも、プロにお金の投資運用を任せる手段ですが、規模や取引方法が少し違います。

>アメリカでも会社毎にコスト面は違うと思いますが、全般的に日本の会社よりは安いのでしょうか?

会社により様々ですが、平均を見ると安めだと思います。

>銀行の営業マンは金融商品を売って稼いで~のお話なんですが、売った後、うまくそのお金を運用してもらえるものだと思いたいのですが、そうでもないんでしょうか・・実際。

こういった金融商品やサービス一般に、運用報酬や管理料が高いから、長期パーフォーマンスが良い(もしくはリスクが低い)訳では無いです。これは、ファイナンスの教授達が何本も論文書いて証明しているポイントです。

>たとえば、たくさん種類のある投資信託の中で、リスクの低いものと、ややリスクを伴うものと何通りか合わせて持つとかしたら、元金割れだけはいくらか予防できますかね?

そうですね。例えば、株の投資信託と債券の投資信託を一定割合で組み合わせることで、リスクを減らすのが一般的ですね。でも、元本割れが絶対無いとは保障できませんが。

このサイトの左枠にNobuさんの書かれた投資運用の説明があるので、まずはそこをスタートにしてみたらどうでしょうか。

少し基礎が分かったら、Vanguard社のTarget Retirement Fundsと、その銀行のManaged Portfolioがどう違うか調べてみると良いと思います。

>ただ現実、素人がわけもわからず個人でFundsの運用をしてるマネをするよりなら、払うコスト面を考えつつ、結局は投資信託にした方が間違いないような気がするのですが、いかが思いますか?それが、まんまとターゲットにされる原因になるんでしょうか?苦笑

おっしゃる通り、投資信託(この場合、Wrapped Accountのことじゃなくて、金融商品としての投資信託=Mutual Fundsのこと)は、賢く選べば、素人には非常に有用な投資ツールだと思います。

Expense Ratio(運用報酬)の1~2%の差って、小さいように感じますが、何十年も経つと何万ドル、何十万ドルの差を生むので、気を付けて下さい。

私も資産はほとんどVanguardの投資信託(=Fund)で運用しています。でも、アドバイザーに任せずに、自分でFundsの選択をしていますが。

おにぎり(ゲスト) 2013/10/04(金) - 06:11

通りすがりさん、丁寧な説明ありがとうございます。ERの%、計算してみると確かに長期で考えると金額大きいですね・・
おっしゃっていただいたとおり、再度FI Planningを理解できるまで読もうと思います。
恐らくまだまだ勉強不足で、fundsについてずいぶん勘違い、わかっていない部分があるようです。
またわからないことなど、こちらで質問させていただくかもしれません。その時はまたよろしくお願いします。

今時点では、銀行で~と思っていたのを一端考え直し、通りすがりさんやボビーさんがおっしゃってるVanguardで検討しようと思い始めています。
ここの会社は手数料も銀行より全然安いようですし。銀行の営業マン同様、私に儲けさせてくれるプロじゃないにしても、条件がいいところから買った方がいいですもんね。

おにぎり(ゲスト) 2013/10/04(金) - 06:21

ボビーさん。再度返信ありがとうございます。
本当に知識がない上での質問で申し訳ないのですが・・・
Managed Portfolioはおそらく誰かにお金を託して運用・管理してもらう「サービス」→そのとおりです。銀行にもそう説明されました。私はそれイコールFundと思っていましたが、違うんですね・・・すいません。このサイトの資産運用のところから始め、Target Retirement FundsとManaged Portfolioがどう違うのか調べてみます。
報酬や手数料等のコスト、長期で考えれば、バカにできない金額ですし、自分が納得できる方法で資産増やせしていけるように頑張ってみます。
またわからないことがありましたら質問させてください。

通りすがり 2013/10/04(金) - 15:21

日本語をそれは恐ろしく間違えていたので修正。あと少し追記。
> むしろアドバイザー/運用者が素人と大差無いという保証がまったくありません。
「むしろアドバイザー/運用者が素人よりも優れているという保証がまったくありません。」

意味がまったく逆になる表現を使っていました(笑

>Vanguardで検討しようと思い始めています。
>ここの会社は手数料も銀行より全然安いようですし。

Vanguardに移す(ないしはこれからの拠出はVanguardにする)場合は、ここのVTSMX, VTIの説明にも書いてあるように
- オンラインステートメントにすれば口座維持費(Account Service Fee)が無料になります
- Vanguardの口座でVanguardのETF/MutualFundを買う場合は取引手数料が無料になります
なのでVangaurd Fundだけを考える場合はVanguardに口座を持つのがベストです。
そして正直Vanguardが揃えてるFundだけで普通は十分だと思います。

ただ当然優れているVanguard Index Fundsでも元本割れする可能性は大いに有ります。
非常に長期でみた場合はインフレもあるので名目上(すなわち数値的)の元本割れは考えづらいですが何が起こるかわかりません。
どうしても元本割れがイヤな場合は銀行のCDをRothIRAで持つという手があります。
ただその場合は一般的に実質元本割れ(数値は元より高くなってるけどインフレを考慮すると実質マイナス)にはなります。

インフレに負けたくないという要望がある場合はTIPS(Treasury Inflation Protected Securities:インフレ追従アメリカ国債)をRothIRA内で買うという手もあります。銀行によっては取り扱ってるはずです。

ポピー 2013/10/05(土) - 13:35

>Managed Portfolioはおそらく誰かにお金を託して運用・管理してもらう「サービス」→そのとおりです。銀行にもそう説明されました。私はそれイコールFundと思っていましたが、

確かに、複数の人からお金を集めて運用するから、Fundと呼べるかもしれませんね。

サービスを利用・購入する場合は、Porfolio Managerやその会社を長い契約書を交わしますよね。

一方、一般に言うMutual Funds(投資信託)は、情報公開や運営上の義務が政府規制で決められているので、すっかり商品化されていて、ブローカーやファンド会社に口座があれば、電話一本や、ウェブサイトでクリックするだけで買えるようになっています。また、公開された情報から、同じカテゴリーのMutual FundsのパーフォーマンスやExpense Ratioを比べたりすることも可能です。

おにぎりさんに納得の言く運用方法が見つかると良いですね。

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