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活動再開 + 効率のよい寄付

Nobu

東日本大震災の発生後、誰もがそうだったと思いますが気分がなかなか晴れず、このサイトに(震災と関係ない)ポストをする気力も減ってしまっていました。しかし、いつまでも無気力でいるわけにも行きませんから、日本のカレンダーでの新年度の今日から通常通りの活動にしたいと思います。

効率のよい寄付

アメリカから日本にどのようにしたら現地の被災者に一番役に立つ形で寄付が届けられるのか色々考えました。確実な答えは見つからなかったのですが、自分が考えたプロセスをファイナンスの観点から紹介させていただきます。

American Red Cross
寄付金募集のページもすぐに開設し、税金控除の対象である事、アメリカのクレジットカードですぐに払える事から、一番簡単な方法だと思います。また組織の信頼性もあり、いいかなと思います。多額の資金をまとめて日本赤十字に送るようなので、為替レートも個人よりも有利だと思います。
ただ、クレジットカードなのでカード会社が数%は取っていると思います。またAmerican Red Cross自体の活動のため(確か米西海岸の津波対策?)に何%は回されるという話も読みました(出所を覚えてないので不確かな情報です)。

Google Crisis Response
こちらは日本赤十字に日本円でいくら寄付するかを指定できます。日本赤十字に直接寄付できる事から、確実に全額を日本に届けたい場合に良いかもしれません。
こちらもクレジットカード払いですし、カード手数料のほか、日本円決済となる事から為替手数料も必要になると思われます。個人のカードだと為替手数料だけで3~4%のものが多いのが気になるところです。

日本赤十字
寄付金受付の立ち上げが遅かったのですが、現在では郵貯や銀行振り込み、クレジットカードでの寄付もできるようになりました。日本で口座を持っている人は一番、効率がよいと思われます。クレジットカードとしてアメリカで発行のものが使えるかどうかは分かりません。使えたとしてもアメリカ発行のものだと為替手数料が掛かります。米国の税法で寄付の控除が使えないことに注意が必要です(項目別控除にならない場合は関係ありません)。

iStockPhoto
デザイナーなどが使うストックフォトサイトですが、日本への寄付が行え、同額をiStockPhotoがマッチするプログラムがあります。自分が出した金額の2倍が寄付される事になります。寄付先はMercy Corp、Save the Children、Doctors Without Border(国境なき医師団)となります。

Amazon
Amazonの決済でAmerican Red Crossへ寄付する事ができます。確認はできなかったのですが、Amazonなら受け取り側が払うカード決済の手数料も低いのではないでしょうか。もしそうなら実質的に数%だけ多く寄付できる事になります。

勤め先
もしあなたの勤め先でマッチングプログラムなどを行っている場合、自分が寄付した額に対して上乗せして会社が寄付してくれます。友人の会社でそのプログラムをやっていると聞き、早速自分の勤め先のHRにも「そういうプログラムはないのか」と問い合わせしましたが、やっていませんでした(残念)。

いずれの方法で寄付する場合でも出来るだけ1回にまとめて多額を寄付するほうが、小額を何回も寄付するよりも効率がよくなります。また、小切手を送付する事でカード手数料分だけ多く寄付できるかと考えたのですが、よほどの高額でない限り、事務処理のために費やされる経費が増えるので、それほど効率は良くないようです。

皆さんの知っている効率のよい寄付の方法がありましたら教えてください。

daisougen(ゲスト) 2011/04/01(金) - 15:12

私の勤め先はマッチングをやっていたのでまず迷わずそこを通じて寄付しました。寄付先はSave the Childrenに限定されていましたが、それはともかく支払いはカードなので、結局はいくらかカード会社に持っていかれるんでしょうね。これとは別に今週、JALの支援マイルというのを申し込みました。当分使う予定のないマイルだったので役に立ててよかったのですが、なぜか申し込みは7500マイル単位というのが?です。US地区会員は電話受付のみだそうで少々待たされましたが、丁寧な対応でした。

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