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ファンド業界が学ぶべきもの

Financial Timesに大学のときに習った経済学の先生の発言が引用されている記事があり、なるほどと思って読みました。

A US Annuity scheme has lessons for pension sector

Defined Contribution(確定拠出型年金を指す)業界はTIAA-Crefのやり方に学ぶべきというのです。Teachers Insurance and Annuity Associationは大学の教員のためのファンドとして1918年に設立され、その後、変額年金をはじめて作ったCollege Retirement Equities Fundと融合しました。歴史が長く、現在拠出している現役とすでにリタイアしている人の両方の資産を運用しています。

現役世代はリスクを取っても高い利回りを求め、リタイアした後は安定した受給ができるAnnuity(年金)にするアプローチが良いそうです。今の業界は現役世代とリタイア世代を一緒にまとめてしまっていると主張しています。その先生は「業界はFidelityの株式方の運用を真似ている」といって批判しています。

この主張が正しいかどうかはそれぞれの判断でしょうが、1つ確実なのは株式中心の運用方法では、自分がリタイアするときにたまたま株価が下がってしまっているとどうしようもなくなることです。お金を引き出し始めるときに価値が下がっていれば、どうやっても回復する時間がなくなってしまうからです。

記事では90年代に株のブームで運用が増えたものの、その前(Old TIAA)のやり方を業界はするべきといっています。個人でリタイアメント資産を運用する場合も、業界の言うなりではなく、自分で以前のTIAA-Crefのような堅実な運用方法を考えたほうがいいのかもしれません。

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