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オバマ大統領への期待と現実

Nobu

バラク・フセイン・オバマ氏が初めてのアフリカ系アメリカンとして第44代の大統領に就任しました。就任演説は山積するアメリカの課題を反映して、非常に厳しい時代を象徴するものとなりました。

就任演説、全文(英語)
同、日本語(4つのセクションに分かれています)
USA Today 演説のビデオ

オバマ氏が選挙で当選して以来ずっと「再生は簡単ではない」と言い続けています。その現実を反映してか、今日の株価は大きな下落でした。

Stocks sink on financial fears

112年間のダウの歴史の中で4%もの下落は、大統領の就任式があった日としては史上一番の下落だったそうです。
U.S. Stocks Slide in Dow Average’s Worst Inauguration Day Drop

私個人の意見としては、大統領一人が短期的に経済に与える影響は限られたものだと思います。大型の公共投資や、金融市場への資金注入では根本的なところを短期間の間に改善できるか、疑問があるからです。

私が期待したいのは、この機会を使ってアメリカが中長期的な視野で次のステップへ進むことです。アイゼンハワーのときに高速道路網が整備され、その後の発展の基礎となったように、環境保全やテクノロジーの活用で次の10年、20年の発展の基礎を作ってくれたら、と期待しています。

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