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MA州の隠されてきたShadow Inventory

Chee
MA州の新聞、Boston Globeは、もろに不動産市場のチアリーダーをやっていて、この不況でもずっとMA州では不動産は下がらない、これからまた上がる的な記事ばかりを書いています。

私は、今でもピークからほとんど値下げしないリスト価格で売ろうとする、または買ってしまうMA州の人々は、この影響を少なからず受けているんじゃないかと、前から気になっていました。 自分たちの州、自分の街だけは違う!と信じている人が多いですからね。

しかし私の実感としては、一部のお金持ち集中ゾーンを除けば、MA州はそれほど高収入がいるわけでもないし、ブログや掲示板なんかから得る情報を見ていると、かなりの改修しないと住めないようなスターターホームが$300K以上じゃ買えないというわたしたちのような人がとても多いですし、モーゲージを支払えないでとめてしまっている人も多いようですし、あの価格が保たれる理由がどうもわからないのです。
若い人もリタイア近い人も出て行く州ですし。

MLSなんかを見ていても、物件数もやけに少ないし、動きが活発なようにも見えない。
一体どういうことなのでしょう?

珍しく、Boston Globeがこんな記事を載せました。

A recovery threat in the shadows

Affordable Housing関係の調査で、Shadow Inventoryが、64,000あるとわかったと。
33,322が、90日以上モーゲージ支払いが遅れていて、4077が銀行に戻ってきていると。
26,545が、差し押さえのプロセスにあると。

あるんじゃん、Shadow Inventory!

今までね。MAには「ほとんど無い」って報道されてきたんですよ。
ついこの前だって、おなじBoston Globeはこんなん載せています。
Shadow inventory lurks, but not here in the Bay State

それもそのはず。だって、銀行に戻ってきてそのままになっている物件だけをShadow Inventoryって呼んでいたんですもの。だから1,065件しかないと。売り出し物件数は30,000(冬)から42,000(夏)だから、ごくわずかだと。

ちょっと待った~!
ってことは、実は売り出し物件の2倍のShadow Inventoryがあるってことじゃん!!

ではどうしてこれが市場に出てこないのか?
それは、最初の記事にも書いてありますが、プロセスが遅いからというのがひとつの理由のようです。そうですよね。。。90日以上遅れているのに差し押さえのプロセスにさえ入っていないのが3万もあるんじゃ。。。

MA州はリコースローンの州です。つまり差し押さえになってしまっても債務が残る州ですからまず、銀行にどうにかならないかの交渉するでしょ。これにもうすごく時間がかかっていると。で差し押さえのプロセスにもまた時間がかかる。そんでMA州の場合、そこから家を追い出されるまでにまた何ヶ月も時間がかかる。
実際はどのくらいかかるのかわかりませんが、もしかしたら1年以上とかかかっているのかもしれないですね。。。

それにしても、どうなっているんだか。。。この記事からじゃわかりません。
少し調査してみます。みなさんも何かご存知のことがあったら教えてください。

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