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保険の見直し

F Fries

保険といっても健康保険ではなくて自動車と家の保険の方。オマハに引っ越してきて以来、ずっと同じ条件で保険をかけてきたが、時々は見なおした方がいいというので、保険屋のおばちゃんに家に来てもらった。(本当は、保険屋のおばちゃんが押しかけて来たという方が実情に近い。)

電話でおばちゃんとアポを取ったときに、一言「アンブレラ保険に興味がある」と言ったので、おばちゃんはそれを踏まえて見積りを持ってきた。いわく、おばちゃんの会社ではアンブレラは1ミリオンから5ミリオンまで扱っているが、ネブラスカではこれまでのところ、交通事故で1ミリオンを越える賠償判決はないとのこと。しかし、持ち家があって、定職に就いているなら、1ミリオンのアンブレラは絶対お勧めだとのことだった。(アンブレラ保険についてはFI PlanningのNobuさんのこの記事がお勧め。)ただしアンブレラに加入するためには、対人保険の上限を500Kに上げないといけないらしい。

もう一つ疑問だったのが、住宅保険。(厳密には住宅そのものではなく、その中身。)以前、別の保険会社で、コンピューターや貴金属、書画骨董の類は、別に保険をかけないと、補償金額に上限があると言われたので、その件について尋ねてみた。今回の具体的な対象物はグランドピアノ。これはおばちゃんは即答できないので、オフィスに帰って調べて連絡すると言われたのだが、その結果によると、ピアノなら別に保険を掛ける必要はないという。この手の保険は、火事で全焼することよりも、泥棒に盗まれた場合の補償を主として想定しているので、これがヴァイオリンなら泥棒が持ち逃げできるから別途に保険をかけないといけないが、グランドピアノはまず持って逃げるわけにはいかないので、住宅保険の中身としてカバーされるらしい。(こうなると、ほとんど建物の一部ですな。)この解釈が保険業界の常識なのか、この会社に特有のものかはわからない。

あと、こちらが頼みもしないのにおばちゃんが持って来たのは生命保険。(これもNobuさんの記事をご参照あれ。)それも掛け捨て保険ではなく、(掛け捨て保険は職場で入っている。)終身保険の方。「今なら利回り4%近くで保証しますよ。」と言われたけれど、それに近い数字なら、ボンドファンドで出せるし。(最近はMoney Market Fundの利回りはほとんどゼロなので、Roth IRAのキャッシュの大部分は取引手数料無料のボンドETFに入れている。これはたくさんの会社のボンドを寄せ集めたものなので、一つや2つ倒産しても影響は少ないし、MMFよりずっと利回りがいいのだが、わたしが見た範囲ではこういうやり方をお勧めしている記事は見かけない。ETFの売買は、実際にキャッシュが手に入るのに日数がかかる点以外に、何かわたしが見落としている弱点があるのかとちょっと気にはしている。)ということで、こちらはニッコリ笑ってお断り。

ということで、長年の懸案だったアンブレラを掛けましたよ。必要ないに越したことはないのだけど。

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