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イタリア・南仏旅行 (14)まとめその1 通信

F Fries

ネットで調べると、海外旅行する人のための通信手段(電話、コンピューター)のおすすめがいろいろ見つかる。やれロックされてないiPhoneに現地のSIMカードを入れろとか、モバイルWiFiルーターがいいとか。ガジェット好きや頻繁に渡航する人にはいいのだろうけど、わたしのようにそもそも電話は滅多にかけない・かかってこない、ネットは繋がればうれしいけど、一週間くらい繋がらなくても困らない場合、そういうものに投資する気になれない。しかし携帯電話の普及とともに、公衆電話の類はどこの国でも姿を消しつつあるし、2週間も完全に音信不通になればラボの方も困る(喜ぶ?)だろうと思って、最低限の装備はして行くことにした。

電話はAT&TのiPhone(3年前に買ったもの。その前は化石のような年代物の電話だった。)なので、そのままでもアメリカ国外で使えるらしい。しかし、何のプランにも入らず、単純に国際ローミング扱いになると、電話やデータの単価がベラボウに高くなるらしい。そこで、使うか使わないかわからないけれど、電話はWorld Traveler(月$5.99の基本料金に、通話ごとのチャージがかかる)、データは$30(一番安いヤツ)の120MBパッケージを申し込んでみた。データはこの量ではせいぜいメールチェックと緊急時のグーグルマップくらい。これらのプランはAT&Tのサイトで自分のアカウントにログインすると、好きな日から開始・停止できるので便利だった。

わたしはAT&Tのサイトで見て自分で選択して申し込んだのだけど、「アメリカ国内から海外にかけるプラン」と「アメリカ国外から電話をかけるプラン」が同じページに混在しているので、よく確かめて申し込む必要があると感じた。

さて、この装備で出かけた結果は?

ホテルはイタリアではどこも無料WiFiにアクセスできたので、iPhoneのデータプランを使う必要はなかった。南仏は無料WiFiがなかったけれど、数日間ならネットなしの生活もまた楽しからずや。緊急時のメールチェック用に買ったはずのデータプランだが、南仏の風景の中では仕事のメールチェックなどする気はすっかり失せる。結局データプランで見たものと言えば、地図や天気予報。どうしてもWiFiが必要になれば、フランスのマクドナルドには無料WiFiがあると聞いていたので、それを利用するつもりだったけれど、実際は利用する機会はなかった。

電話は緊急時の連絡用にと思って申し込んだのだけど、結局使う機会ゼロ。逆に言えば緊急事態が発生しなかったという意味でもあるので、$5.99は無駄になったけれど、別に問題はない。

ひとつ心がけていたのは、本当に使いたいとき以外は、データ通信をオフにすること。メールや定期購読物などは全部、自動送信をオフにしてあるが、それでも気づかないうちに貴重なデータ枠を思いがけないアプリに使われては困るので、こまめに手動でオン・オフを繰り返した。

もちろんその反動で、デトロイトに着いたときは、すぐさまデータ通信をオンにして、意味もなくネットで遊びましたけどね。

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