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Buffettに関する本

F Fries

同居人が近所のHalf Price BooksでBuffettに関する本を安く仕入れたきた(Alice SchroederのThe Snowballではない)ので、ちょっと読んでみた。

Omahaというところはトウモロコシと牛肉以外にこれといった名物の無い所で(college footballの好きな人にはfootballで有名らしいが)、そういう中でWarren Buffettという人は地元の名物の一つである。何しろ、ローカルの新聞にはWarren Watchという最近のBuffettの動静を報道するセクションまであるくらいである。(最新のWarren Watchによると、BuffettとObamaは親戚らしい。)

で、この本に描かれた、初期の投資パートナーシップ(Berkshire Hathawayになる以前)の部分を読んでみると、パートナーシップの条件として、資金の運用はBuffettに一任され、出資者は一切、その運用に口を出さないという項目があったらしい。

、、、これって、まるでMadoffじゃん?

最低出資額は五千ドル、1950年代の五千ドルというのは、ちょっと半端な金額ではない。それだけのお金を、それも借家のベッドルームをオフィスにして投資をしている二十代の青年に任せるって、考えてみたら相当な度胸があったか、よっぽど他人を信用する性格でなければできることではなかっただろう。

Omahaには初期からBuffettに投資した、「Buffett長者」とでも呼ぶべき人々が今でもかなりの数、住んでいるらしい。この人たちは、財産を子孫に残せばestate taxに相当部分がいってしまうことがわかっているので、taxにいくよりは自分の思うようにそのお金を使いたいということで、大学などの資金集めの重要なベースとなっている。市内のコンサートホール、大学の中の何とかセンターとかに冠された名前を本の中に見つけるたびに、「ほう、この人もBuffett長者だったのか」と不思議な感慨にとらわれるのである。

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