メインコンテンツに移動

年齢と幸福度

Chee
デンマークの幸福感を調べている時に、関連でこういうのを見つけました。

日本の内閣府の幸福度研究についてです。

主観的幸福度ということなので、お土地柄や性別や年齢によって違うでしょうから、なかなか簡単に比較できるものではないと思いますが、それをあえて研究しているものを見てみるのは面白いです。

実証分析結果のまとめ、7.によると、「東アジアでは社会的な調和から幸福感を得る一方、欧米では個人的な達成感から幸福感を得る傾向にある」そうです。

それを踏まえて、4.の、「年齢別にみると欧米では40代が一番低い。日本では年齢とともに幸福度が低下するとする研究もある。結婚や配偶者の存在は幸福度を引き上げる。」

を見ると、ちょっと変な感じしません?

だって、欧米が達成感から幸福感を得るなら、働き盛りの40代くらいにピークが来ても良くないですか?ところが、40歳くらいが底なわけです。

一方、日本が社会的な調和から幸福感を得るなら、歳を重ね、社会的な位置も落ち着き、子ども、孫、ひ孫と、家族が増え、ネットワークが広がるところに幸福感を感じてもいいじゃないですか?それなのに、歳とともに低下。

私ね。案外、7.が反対なんじゃないかと。
東アジアの方が、ガリ勉して、競争に勝てば、高い地位と金=幸せが手に入る派の人口割合が多い気が。。。

この年齢に関するページのリンクはこれ。pdf。

http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h20/10_pdf/01_honpen/pdf/08sh_0103_02.pdf

年齢による幸福度の推移のグラフが61ページにあります。
丁度、日米の比較になっています。

アメリカの曲線。。。ちょうど私くらいの年齢が底から復活し始める時ですね。笑
30代後半で、若い頃からの野心に敗れ、幸福度が低下、気持ちを切り替えて、そこからは上昇しっぱなし~!

そうなのか~!
だといいな~!

でも、だいたい合っている気がします。

仕事の量も増え、乳児、幼児の世話で自由も無く、親も歳を取り始め、次から次へとやってくる先の見えないものに不安を抱えながら、若い頃に目指した達成感はどこへやら。
気が付くと、勉強したままのところに就職し、職場に満足し、安定した結婚をし、子供もいい子で、健康で、悩みのない家庭生活を送っている人なんていない。みんな何かしらある。

きっと、この先、歳を取れば、自分の健康も心配になってくるだろうし、親はもっと弱るだろうし、子どもはやんちゃになるだろうし、もっと大変だろうから、あとは、自分の気持ちを切り替えて、明るくやっていくしかない。子どもが大きくなるに連れ、やれることも増えてくるだろうし、経済的にも先が見えてくるだろうから、うまく調整しながら、人生後半楽しみを増やしていこう。

ちょうどそんな考えに変わってきたところです。自分自身が。

ということは、アメリカの曲線どおりですね。

日本も同じだと思うんだけれどなあ~。違いますかね?

と考えていたら、なぜか大阪ガスのエネルギー・文化研究所のコラムに面白いことが書かれていました。

高齢者の幸福度は低いのか

これによると、自分とこにある、郵送調査のサンプルと、ウェブ調査のサンプルを使って、年齢による幸福度のグラフを作ってみると、郵送調査では、内閣府のグラフのようにL字型だけれど、ウェブ調査のは、欧米に近付いた形になるとのこと。日本は50歳くらいでガックーンと落ちて、這い上がるような形ですけれど。

なんだ~。




















コメントを追加

認証
半角の数字で画像に表示された番号を入力してください。