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EFT投資の仕方

ぽこりん(ゲスト)

いつもこちらのサイトでいろいろと勉強させてもらっています。 
今日は二つ質問があって 思い切って投稿させていただきます。

一つ目は EFT投資の仕方についてです。
まとまったお金をずっとオンラインセービングに置いてあるので Vanguardにアカウントを開いてEFT投資をしようとしています。
Total Stock EFTと Total Bond MKT EFTに50%づつ入れようと思っています。
投資したものは 最低10年は触らずに寝かせておくつもりです。(ちなみにフルリタイアまで8年です。)
昨日Brokerage Accountを開いて、軍資金をオンラインセービングから移動させるところまで済ませました。
先週からの株式の上げ下げを見ていると、一度に大金を入れてもいいものか、それとも 毎月決まった額をすこしづつ何回かに分けて入れた方がいいのか迷っています。
アドバイスをいただけないでしょうか?

二つ目の質問です。
以前は自分でIRAアカウントやMFをVanguard口座を開いてやっておりましたが、5年ほど前にPlannerを紹介していただいて IRA、MF, 401Kなどの管理とアドバイスをお願いしました。 その時にVanguardのMFをSecutity会社に移したのですが、 特にアドバイス等を受ける事もなくそのまま放置状態です。ステートメントを見ると 年間で3000ドルほどの手数料をとられています。 このVanguardのMFは 自分のVanguard口座に移すことはできるのでしょうか? その時になにか手数料みたいなものは発生しますか?
Plannerに聞けばよいのでしょうが、英語の問題がありまして、、。もしこちらでアドバイスいただければ幸いです。
以上 投資に関してド素人の質問で分かりずらいかもしれませんが よろしくお願いします。

jinmei 2020/03/05(木) - 20:20

>先週からの株式の上げ下げを見ていると、一度に大金を入れてもいいものか、それとも 毎月決まった額をすこしづつ何回かに分けて入れた方がいいのか迷っています。

これは、とくに昨今のようにマーケットが荒れているようなときにはよく出る質問で、人によって意見の割れるところでもあると思いますが、私個人の考え方は以下の通りです:

  • インデックスファンド(ETF含む)に投資して長期寝かせておこうという方針の上でこのように迷うなら、取ろうとするリスクがそもそも高すぎる可能性があるので、まずそれ自体を見直す
  • 適正リスクについて改めて納得できた上でなら、その投入金額を何回かに分けて投資することに合理的な理由はない

第一の点については、具体的に言えば、たとえば今現在考えている株式への投入予定金額が10万ドルだとして、VTIの場合の過去10年のリスク(リターンの標準偏差で測定)が13.11なので、かなり運の悪いタイミングで買うことになったとして1年後の評価額が7万5000ドルほどになる状況に耐えられるかどうかを想像してみるとよいでしょう。そうなったときにパニックになって(「10年寝かせるつもり」だったはずなのに)売り払ってしまうような姿が想像できるなら、おそらくそれはリスクの取りすぎです。この場合は、今現在マーケットが荒れているかどうかとかに関わらず、そもそもの投入金額を減らすべきでしょう。同様に、10年規模で考えていたはずなのに「先週からの株式の上げ下げ」が気になって投入を躊躇するのであれば、やはりそもそもの投入金額を減らすべきでしょう。「そもそもこういうことに悩まずに投入できると確信できる金額だけ投資する」というのが大原則だと私は考えます。

そうして投入可能金額をもう一度見直したとした上で、第二の点については、手前味噌ながらこの件について考えてみたblog記事(かなり細かい議論がありますが)もありますのでよろしければご参照ください。簡単に言えば、「いま投入した場合と毎月少しずつに分散した場合とで、値動きという意味で結果的にどちらが得かは五分五分で差はないが、資金投入を遅らせればそれを寝かしている間に逃す利益の分だけ確実に損(たとえば寝かしている間に得られる配当などを考えればわかりやすいでしょう)である」ということです。

それと、10年以上の期間で考えるなら、その間の値動きをグラフにしたものなどで視覚的に確認するのもよいと思います。過去1年で見ると最近の下げの酷さが目立ちますが、10年超のグラフで見ればたかだか半年前の状態に戻っただけで、10年前と比較すれば2.6倍くらいになっています(過去10年のアメリカ株式は異常なほど好成績だったのでちょっと割り引いて見る必要はありますが)。

ただし念のためですが、このことは、いま一度に投入した方が確実に得をするという意味ではありません。運が悪ければこれからさらにじわじわ下がっていって(あるいは暴落して)、少し待った方が結果的に得だったということもあり得ます。しかし、そうなるのかこれからむしろじわじわ上がるのかあるいはV字回復してさらに伸びるのかがわからない以上、そこで悩んでも無駄だし、そこに悩まずに済むくらいの金額だけ投入しましょうということです。

それから、通常のfundを避けてETFを選ぶ特別な理由がなく、かつ投入金額が3000ドル以上あるのであれば、一般的にはETFより通常fund(VTIに対応するのはVTSAX、BNDに対応するのはVBTLX)の方が優れていると思います。

このVanguardのMFは自分のVanguard口座に移すことはできるのでしょうか?その時になにか手数料みたいなものは発生しますか?

これは結局現在の預け先のポリシー次第だと思いますが、一般的に言えば資産の口座間の移管は可能だと思いますし、Vanguard、Fidelity、E Tradeなどの一般的なネット証券間であれば手数料もゼロかごく少額で済むと思います。ただし、細かいところで、fundを一旦解約する必要があるのかfundのまま(in kind)で移管できるのかとか、一旦解約になる場合も送金は金融機関同士で完結するのか自分に小切手が送られてくるのか、などといったことも確認した方がいいでしょう。手数料も、現在高額なannual feeを取っているのなら移管にも結構な手数料を課すこともありうるかもしれませんので、結局先方に聞いてみるしかないかと思います。

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