Low Yield時代のAsset Allocation

面白い記事 を見つけたので紹介します。

一般的にAsset Allocationとその拠出先口座を考えるとき、Bond FundはTax Advantage Account(IRAや401k)、Stock Index FundはTaxable Accountが良いとされています。
実際私もIRAはBond Fundで埋まり、Taxable AccountはMuni-Bond FundとStock Index Fundで基本的に構成させています。
(401kはER0.10という美味しいTarget Date Fundがあるので、そちらに拠出していますが)

この記事では、逆に今はBond FundをTaxableに入れStock Index FundをTax Advantage Accountに入れるべきだという主張の元、話を展開させています。
その主張の根源にあるのは、Tax Efficient/Tax Inefficientを決定する要素は、そのアセットに掛かるTax Rateではなく、そのアセットが被るTax金額(の割合)だという話です。

記事では

  • 7%の利回りが見込め、20%のTax Rateが適用されるStock Index Fund
  • 2%の利回りが見込め、40%のTax Rateが適用されるBond Fund

のどちらがよりTax Inefficientか(すなわちTax Advantageに入れるべきか)と問うています。

当然のごとく40%のTax Rateが適用される事が見込まれるBond FundをTax Advantageに入れるべきというのが今までの定石です。
この定石では利回りは一切考慮していません。単純に掛かるTax Rateだけを考慮しています。

しかし、実際に喰らうTax金額の割合を考えると、

  • Stock Index Fundは 20% * 7% = 1.4%がアセットに対して掛かるTaxの割合
  • Bond Fundは40% * 2% = 0.8%がアセットに対して掛かるTaxの割合

Assetに対して掛かるTaxの割合を見た場合、Bond Fundの方が低いです。実金額(Asset * Tax Rate)でも低くなる場合があるでしょう。
上の状況においてはAssetに対してのTax割合の高いStock Index FundをTax Advantage Accountに入れるべきだというのが記事の主張です。

すなわち乱暴に言えば"Yieldが低迷している昨今ではBondが生み出す利回りが低すぎてTax Advantageに入れるだけの価値が無い"と言っている感じです。
(実際Bondの利回りがかつてのように上がれば、アセットに対して掛かるTax割合はBondの方が上になる可能性が高いです)

また、これは私もどうしたものかと常日頃考えていたのですが、Tax Loss Harvesting関係の問題もこれで解決できたりします。
現在超低金利状態ですからいずれBond FundのNAVは下がる事が見込まれます(もっとも2014年ぐらいまでは変わらなさそうですが)。
金利が1%上がると大体NAVが1%落ちる(Maturityで変わりますが)とすれば、今後Bond FundのNAVが大きく落ちてしまう可能性は非常に高いと言わざるを得ません。
しかし残念ながらTax Advantageに入れているFundでCapital Lossを出しても、Tax Lossとして計上することが出来ないのでLoss損(?笑)です。

近い将来値下がりが確実に起こる事がBondに想定される状態というのは、超低金利状態。
超低金利状態ならば、Bond利回りもかなり低い。すなわちこの記事の考えでいけばTaxable Accountに入れたほうが良い状況が(個人の税務状態によりますが)ありえる。
Taxable Accountに入れれば、Capital LossはTax Loss Harvestingすることが出来る。

この考え方に基づいていけば、非常に良好なAsset Allocation(Assetの置き場)を見つけ出す事が出来るかもしれませんね。
一考の価値はありそうです。

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