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Foreign Tax Credit とCapital Loss のキャリーオーバーについて

むさし(ゲスト)

2017年のタックスリターンの延期をし、10月15日の締め切りに間に合わせるべくPCにかじりつき、現在最終段階に入っております。
過去4年はフォーム8621も必要だったためCPAに丸投げしていましたが、すべて投資信託は解約し8621は必要なくなったこと、CPAへの費用が高額だったことに加え、大小のミスも続いた事もあり、今回は自力でTAX ACTを使ってファイルすることにしました。
が、、、 基本的な知識の乏しさから思った以上に特にCapital Loss CarryoverとForeign Tax Creditの所で悪戦苦闘、自分で調べてもすっきりと理解できず頭が混乱する一方です。
期限はそこまできているのに、一向に進まず不安と焦りが膨らむばかりです。
的外れな質問なのかもしれませんが、こちらの豊富な知識ある皆様のお力をお貸しいただけないかとお伺いいたします。

去年、CPAから受け取った"Tax return carryovers to 2017"と書かれた書類に、こう書かれています。 具体的な数字表記ですみません。
 
Disallowing form Discription Originating form State/CIty Amount
Schedule D Long-term Capital Loss Schedule D 6828
Schedule D Capital Loss Schedule D CA 6828
SCHD AMT Long-term Capital Loss SCHD AMT 3828
SCHD AMT Capital Loss SCHD AMT CA 3828

1116 General Limitation INC c/o from 2015 1116 1139
1116 Passive INC c/o from 2013 1116 1323
1116 Passive INC c/o from 2014 1116 2104
1116 Passive INC c/o from 2016 1116 374
1116 AMT Passive INC c/o from 2013 1116 AMT 1775
1116 AMT Passive INC c/0 from 2014 1116 AMT 2458
1116 AMT Passive INC c/o from 2015 1116 AMT 1151
1116 AMT Passive INC c/0 from 2016 1116 AMT 374

まず、Capital Loss Carryoverについて
1)  このCPA作成のシートからみると、2017年にLossとして上限の$3000計上できる額があることだけはわかるのです
   が、それ以外の詳しい事がわかりません。
 
   これは、$6828のうちの$3000としてなのか、AMTの$3828のうちの$3000なのか?
  初歩的すぎですが、大体このAMTは何なのかもわからなくなってしまいました。通常とAMTの違いは何なのか?
  あちこちのサイトを読みましたが、一時わかった気になったものの結局は混乱、AMTの理解できず、どう扱っていい
  のかもわかりません。

   TaxAct のCapital Loss Carryoverのページでは Long term か Short termの選択はあるのですが   
  AMT(Alternative Minimum Tax) を書き込む箇所も、文字自体もどこにも見当たりません。
  AMTは、どこに、どういうシチュエーションの時に計上すればいいのかわかりません。

  Foreign Tax Credit Carryover 1116について
2) 2017年も、$170ほどですが源泉徴収税としてPassive income(利子、配当金あり)引かれています。
   でも、過去もそうですが、フォーム1040のtax and credit 48 Foreign tax creditを見るとゼロであったり、ほ
   んの数ドルだけです。 いずれにしても、特にCarryoverについては、日本の源泉徴収額よりアメリカでの課税額
   の方が上回る場合にしかこの恩恵は受けれない、使えるチャンスがないという理解は合ってますか?
   そうならば、2017年分だけの1116だけでCarryover分は触らず無視して今後もなんら差し支えない事になります
   か?
   二重課税を軽減するといっても、私の場合殆ど二重課税状態のような気がしてスッキリしませんが、とりあえず、間
   違ってファイルしてIRSのAuditが入るような事だけは何が何でも避けたいです。
   上に同じく、AMTについて、簡単に解説していただけたらありがたいです。

アメリカに来て最初の数年は自分でソフトを使って問題なくファイルが出来ていたので、これらについても 数字を入れるだけと簡単に考えていました。今、深く反省です。 きちんと理解すべくこれから来年にむけて勉強していきたいと思います。 が、今はもう残さていれる時間がないので、とりあえず正しい数字を正しくソフトに打ち込む事だけを目指しています。 どうぞよろしくお願いします。

むさし(ゲスト) 2018/10/01(月) - 00:30

何故か投稿ページでは、シート表の文字がスペースなく全て左詰めに変わってしまっていて、大変見づらくてすみません。

jinmei 2018/10/04(木) - 02:22

私はloss/FTC(Foreign Tax Credit)のcarryoverについては経験がなく知識もほとんどないのであまり参考になることは言えないのですが、AMTについておよびFTCおよびそのAMTとの関係については過去にそれぞれblogを書いたことがあります。この内容は多少ご参考になるかもしれません。

> これは、$6828のうちの$3000としてなのか、AMTの$3828のうちの$3000なのか?初歩的すぎですが、大体このAMTは何なのかもわからなくなってしまいました。通常とAMTの違いは何なのか?

上記blogにも書きましたが、AMTは通常の方法とは別の税金計算システムで、たとえば税率のtableや控除項目、その計算方法などが通常方式と異なります。AMTは常に適用されるわけではなく、carryoverをはじめAMTに関連した一切の問題は、そもそもAMT適用対象となっていなければ無視していいはずです。なので、とりあえず通常方法のcarryover額である$6828を入れてとにかくreturnを完成させ、AMT適用になるかどうかを確認すればよいのではないでしょうか。AMT適用になっていればTaxACTがどこかの段階でalertを出すと思いますし、そうでなくてもForm 6251の有無やForm 1040 line 45に数字が入っているかどうかなどで確認できます。もしForm 6251が作成されていた場合は、そのformの編集メニューのところで$3828を入れると何か結果が変わったりするかもしれません(結局$3000を超えているので最終的なtax liabilityには影響出ないような気はしますが)。

IRS Form 6251のinstruction(とくにline17)も参考になると思います。

> いずれにしても、特にCarryoverについては、日本の源泉徴収額よりアメリカでの課税額の方が上回る場合にしかこの恩恵は受けれない、使えるチャンスがないという理解は合ってますか?そうならば、2017年分だけの1116だけでCarryover分は触らず無視して今後もなんら差し支えない事になりますか?

「特にCarryoverについては」という部分についていえば、carryoverゆえの特別事情があるかどうかは私にはわかりませんが、一般的には、日本での課税率(必ずしも源泉徴収額と一致するとは限らないので念のため)よりアメリカの実効税率の方が高くなければ、日本に払った税金すべてを取り戻すことはできなくなるでしょう。ただし、アメリカの実効税率分相当までは戻ってくるのが基本のはずですので、ゼロになるということは普通はありません(上記blogもご参照ください)。いずれにせよ、carryover分を請求しなければ税金の過払い(さらに先の年にcarryoverを請求して取り返すことはできるかもしれませんが)になるだけなので、IRSから文句をつけられないことだけを優先して過払いも辞さないということなら、それもありかとは思います。

FTCとAMTとの関係については上記blogをご参照ください。簡単にいえば、AMTでは計算方法が根本的に違うので、AMT適用になれば請求できるFTCの額も変わってくる可能性がある(同じということもしばしばある)ということです。ご質問で挙げられたにcarryover額の数字を見ると違いがあるようなので、トピ主さんの場合はAMT用の場合は実際に違いが出ているようですね。ここは私は詳しくないですが、もし今回のreturnでAMT適用になる場合は、Form 6251 line 32の計算においてそれを使うということなのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、私の未経験の内容がかなり含まれていて、単なる想像の部分も大きいので御注意ください。時間が限られている中で厳しいかとは思いますが、上記の内容をそのまま信用せず、ご自身でIRSのPubやform instructionで確認して納得してから作業されますよう、お願い致します。

むさし(ゲスト) 2019/03/24(日) - 01:41

Jinmeiさまへ、

こちらで、質問させていただいた後、誰か回答ちょうだいと祈る気持ちで、毎日何回も何回も頻繁にチェックしていたはずなのに、何ででしょう?!  締め切りの10月15日まで毎日、何十回もチェックしていたのに、、、、。
まさに今、久しぶりにこちらのサイトのブログに目を通していて、Jinmeiさんからのこんなに詳しい内容の回答を頂いていたことを知ってショック状態です。  
こんなに親切な回答を頂いていたのに、お礼の一つもお伝えしないままだった事にショック。
今でも、なんで見過ごし続けていたのか不思議でたまりませんが、当時読ませていただいていれば理解が大きく違ってファイルすることができたはずと思うと悔しいショック。
せっかく、貴重な時間を割いて書き込んで頂いたのに、、、、 申し訳ない気持ちでいっぱいです。
半年もたった後ではありますが、『ご丁寧な回答を頂き、本当にありがとうございました』

結局、自分でも何がわかっていないのかもわからないまま最終的にはターボタックスで最終期日(10月16日)にファイルしましたが、
今、またしても、理解不明の状態で2018年のタックスリターンの作業真っ最中です。
なので、今回しっかりと読んで参考にさせていただき、知識をつけて不明な部分を理解して今回は自信をもってファイルできるようにしたいと思います。
あたっては、またしても、あつかましくも、的外れ、知識なさすぎ的な質問をすることもあろうかと思いますが、どうかどうか懲りずにお助け頂けたなら心から感謝です。 どうぞよろしくお願いします。

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