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「Too Big to Fail」について

久美(ゲスト)

Too Big to Failに関する投稿です。

私はこの本も読んでいないので(ここ最近本といえば、絵本ばっかり><)、頓珍漢かもしれませんが。。。

ずーーーっと昔、就職活動のとき、アメリカの某金融機関をいくつか受験し、1つの金融機関では5次面接!まで行きました。結局どこも通らず(恥)、当時のBig5の一つに何とかギリギリ就職できたのを思い出しました。。。

どの投資銀行も、やっぱり派手というか私のカラーとは全く会わず、それよりも学歴が見合っていなかったので、採用されなかったのは当然といえば、当然ですが、もし万が一採用されていたら、、、真夜中も週末も働いて、ファンシーなお給料がもらえるなら、もらいたかったです(笑)。

ジョージ・ブッシュは、UnderはYaleでHarvard MBAですよね。私はきっとこの学歴はコネなのではないか・・・とふんでいます。大学側にしても、将来大統領になる可能性がある、当時はそこまでわからなかったでしょうけど、父親の職業を見て、ある程度社会的に成功しそうと思ったから?合格させたのでは!?と睨んでいます。家のダンナにそれをいうと、「そんなワケないだろう!」ってすごいバカにされてしまいましたが、コネ枠は絶対ありそうと思うんですが、どうなんでしょう???

F Fries 2011/02/07(月) - 11:29

>どの投資銀行も、やっぱり派手というか私のカラーとは全く会わず

わたしの知り合いで、ガバガバ働いて40代でリタイアした人は、日本人の女の人ですが、とにかく押しの強さの桁が違います。飛行機(プライベートジェットに乗るほどではない)で荷物が紛失したときは、カスタマーサービスなんかじゃなくて、社長の家に電話かけてました。。。

YaleにもHarvardにも、「レガシー枠」と呼ばれる入学枠があります。親、兄弟がそこの卒業生、大口の寄付をしている人の枠です。

ポピー(ゲスト) 2011/02/07(月) - 13:00

本当に、皆口悪いですよね。テストステロンの高そうな投資銀行は仕方が無いとしても、高級官僚もひどいもんです。ガイトナーNY連銀総裁(当事)なんかは、顔がガキっぽいから代償行為?

この本は結果は分かっていても、手に汗握る場面が次々出てきて面白かったです。まさに事実は小説より奇なり。

細かくリサーチはされていますが、筆者にインタビューの時間を長く与えた人達の方が(Jamie Dimon氏 や Hank Pualson財務長官)好ましく書かれているような気がします。史実タイプの物語でも、そういったバイアスというのは存在するんでしょう。

リーマンを破産させた決断の是非はこれからも延々と議論されるでしょうが、政府トップが迅速に行動できなかったらFanni/FreddieやAIG以外にも飛び火していた可能性もあるし、少し想像するだけでも背筋に寒いものが走ります。

モルガンスタンレーが瀕死の淵に追い込まれた時に、三菱UFJの代表が$9ビリオンのチェック持ってJFKにやってくる辺り、日本人の律儀さというか、人の良さというか。MSの株価は激落したのに、なぜ三菱UFJはもっとガッツく再交渉しなかったんでしょうか?

追い詰められたCEO達は必ずバフェット氏に資金依頼するんですよね。非常時に巨額資金提供を速決できるのは、アメリカではバフェット氏だけだから。

>久美さん

アメリカの大学(アイビーリーグを含めた私立大から一部州立大にいたるまで)にはLegacy Admissionと言って、コネで入学させる枠があります。これは親が卒業生だったら子供も優先的に合格させて、愛校心を盛り上げるというのが元々の意図ですが、実は親が有名人もしくは学生当人が有名人(芸能人とか)だったら学校がメディアの注目になるから、また大金持ちの子供だったらいずれ学校に巨額の寄付金が約束されるからといった理由で、優先的に合格させることもあります。大統領の子供ならほぼ合格確実です。

久美(ゲスト) 2011/02/07(月) - 15:44

>社長の家に電話かけてました。。。

この押しの強さはすごいですね!その方は、なぜ社長の家の電話番号を知っていたのでしょう??White Pageで探したのでしょうか?

やはりコネ枠はあるのですね!どう考えてもジョージ・ブッシュが普通にGMATで高得点を出して、Essayで素晴らしいものを書き上げた・・・風には見えなかったので。

Corporate Americaで出世しようと思えば、学歴・職歴もそうですが、Aggressive & Assertiveも必要なんだとヒシヒシ感じます。日本人はやさしい人が多いので、押しの強さが足りないのが、出世を阻む原因になってるのかもしれませんね。。。

F Fries 2011/02/07(月) - 17:57

ポピーさん、

Bailoutに関しては、「あのまま投資銀行なんか、みんな潰してしまえばよかったんだ」なんて気軽に言う人が結構いますけど、リーマンが潰れただけでも世界中のクレジットがフリーズしてしまいましたからね。Vermontでしたか、州の資金がリーマン絡みのmoney market fundに入ってフリーズしたので、期日通りに公務員の給料を払えないかもしれないなんて話もありました。比較的安定していると思われている公務員ですら安心できません。前のThe Big Shortで賭けに勝ったヘッジファンドマネージャーの中には、真剣にこの世の終わりが来るかもしれないと思って、CAに農場買ってた人もいました。最悪の事態では、何と言っても食べ物を握る者が強い!ゴールドは食べられません。Bailoutがなければ、物々交換経済に逆戻りしてた可能性はあると思います。

久美さん、

40代までに想像を絶するほど金融で蓄財する人、というのは、庶民とは全然違う交友関係を持っているようです。社長の電話番号ひとつを取ってみても、普通に公表されている番号から会社の交換台を通し、秘書を通してつないでもらうのか、社長のオフィスの直通番号を知っているのか、家族と一部の知人しか知らないプライベートな番号を教えてもらっているのか、いろいろランクがあるそうです。

久美(ゲスト) 2011/02/07(月) - 22:53

F Friesさん、

>CAに農場買ってた人もいました。

この世の終わりがまだ来ていないので、安心?しているか、後悔しているか、ちょっと気になります。でもまたいつクレジット・クランチが起こるか、誰にもわからないので、一応農場があればすごい安心ですよね。

ハリウッドのお金持ち(ハリウッド・スターだけでなく、裏方も)結構農場を持っている人が多いというのを聞きます。彼らは、クレジット・クランチを恐れて農場を買っているのではないと思いますが。。。

ポピー(ゲスト) 2011/02/08(火) - 19:18

今のアメリカには一応FDIC制度があるので、最悪シナリオでも1929年の大恐慌ほどにはならないと分かっていたはずなんですが、恐怖やパニックには理性・理屈は通じないのかもしれませんね。

財務庁・連銀の規制監督外にあるシャドーバンキング・システムが急発達・巨大化し、それに政府がどれだけ崩壊防止責任を負うのかというのがこの本のテーマで、政治上の議論もまだまだ続いているところです。

蛇足ですが、東京三菱UFJがモルガン・スタンレーに切った$9ビリオンの小切手はこちらで見れます。MSの重役達もこのコピーを額に入れてオフィスの壁に飾っているとか。

http://www.andrewrosssorkin.com/?p=355

HBOがToo Big To Failをテレビ映画化していて、配役も決まったようです。

http://www.huffingtonpost.com/2010/10/13/too-big-to-fail-cast-list_n_76…

久美(ゲスト) 2011/02/08(火) - 22:19

ポピーさん、

>恐怖やパニックには理性・理屈は通じない

お恥ずかしながら、それは私です(汗)。。。2008年の大規模レイオフの時は、本当に生きた心地がしませんでした。運よく、本当に運だけでレイオフを免れましたが、、、未だに心理的には引きずっています。

でもほとんどのアメリカ人はもう喉元過ぎれば、で忘れていますよね。私の同僚とか、買い物しまくっている!といっても過言でないほど、いっつも『お金がない、お金ない』と言いつつ、高級デパートで買い物しています。もっとすごいのは、手狭になったコンドをショートセールで売ろうとして(売れる保証はないのに)、$700Kの家を買ったり(それもローンが2つ以上。頭金は20%入れていません)。私が当事者なら、絶対恐ろしくて><;;、こんな事できません。。。

Corporate AmericaってUp or Outポリシーなので、リアルRPGをしている気分です。アメリカ人を見習って、もう少し精神的に強くならないとなぁ・・・と思う今日この頃です。

Kay 2011/02/13(日) - 15:12

> 三菱UFJ が Morgan Stanley に出資するのしないという話の
> 際、日本側が「もう夜更けなので上司を起こすのは無理だ
> と 言ったら、アメリカ側は「君、ここは一生に二度とないよう
> な重大な局面だ。ここで朝まで放っておいたら、あとで後悔す
> るはめになるぞ」とプッシュするのも妙にリアル。

私だったら、「そんな切羽詰まった会社はいらないよー」とか言いそうです。

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