Home Buying For Dummies

★★★☆☆ (3ポイント)
著者: Eric Tyson, Ray Brown

一軒家からコンドミニアム*1までカバーし、物件購入の 前の段階から購入後のことまで、詳細に解説してあります。家を買う前に考えるべき事、資金準備、物件選び、価格交渉、Mortgage(住宅ローン)の申請、物件登記手続、購入後の保険などまで、1つ1つのテーマについて業界の裏表をバッチリ記述。

とても詳しく書いてあるので、頼り甲斐があると言えばありますが、詳しく書き過ぎているとも言えます。「こうして良いエージェントを選べ」「インスペクターはこうじゃないと良いインスペクターとはいえない」「Mortgageはこんな風に損する事があるので気をつけなさい」と事細かに 理想的な物件購入方法が書いてあります。

ところが、この本に書いてあることを、実際に購入する際に全て実践するのはほとんど不可能でしょう。普通の人は家を買うだけでもめったに経験しない緊張することですが、これだけ「理想像」を見せつけられると、余計に萎縮してしまうかもしれません。最低3人のエージェントに会い、住宅ローンエージェントも慎重に問い合わせ、不動産専門の弁護士を選び、保険会社を慎重に選び・・・などとしてたら時間も掛かりますし、そもそもそんなに完璧なエージェントやローン会社なんてなかなか見つからないですよね。自分のやっている事とこの本の「理想」の購入パターンとのギャップに悩んでしまう人もいることでしょう。

余りにも1つのステップごとに詳しく書いてあるために、物件購入の全体の流れが掴めません。もう少し簡単に全体の流れを押さえてから、自分に必要なステップだけ詳しく読むのがいいでしょう。資金調達やローンなどお金の事については 投資、家計、貯蓄関連セクションで紹介した The Road To Wealthを読んで全体像を先に掴むといいと思います。