eの悲劇―IT革命の光と影

eの悲劇―IT革命の光と影

eの悲劇―IT革命の光と影
著者: 幸田 真音

52歳の警備会社勤務、篠山孝男が巻き込まれる4つのストーリーです。急進するIT企業、ちょっとした情報で乱高下する新興企業、2000年問題などの短編が1冊になっています。同じ主人公のストーリーですが、意図的に時系列になっていないところが面白いです。

ビジネスや金融を背景に、現代の日本を反映する、少し寂しく、切ない情景が描かれています。かといって本当の悲劇ではなく、1篇を読み終わるごとに、少しホッとさせられると同時に、登場人物の哀愁が漂ってきます。