日本国債

日本国債〈上〉

日本国債〈上〉
著者: 幸田 真音

株式と比べて一般の人には馴染みのない日本国債。しかし国の借金でもある国債の発行は、日本の国自体の運営に無くてはならない必要悪とも言えます。そんな日本国債を瞬時で何億円も売り買いするディーラーに降りかかるミステリー。

改訂で国債に関するデータを全て最新のもの(当時)にしたという著者の気合が伝わってきます。国債取引を舞台にしていますが、ストーリー全体としてはどこで誰がつながってくるのかスリリングなものに仕上がっています。

Amazonのレビューでは厳しい意見も多く、確かに小説としてはもう1つ高い完成度が欲しいところです。それでも、上巻を読んだあと、早く下巻 を読みたくなり、一気に読みきってしまうほどの面白さがありました。