1000ドルから本気でやるアメリカ株式投資
投稿者:Nobu 投稿日時:2008/12/06 16:18

1000ドルから本気でやるアメリカ株式投資 ![]()
★★★☆☆ (3ポイント)
著者: 荒井拓也
今では続編が2冊も出てしまっている、1998年が初版の少し古い本ですが、なかなか良い事が書いてあります。1つはFree Cash Flow(FCF)の解説。企業の健全度を分析するのにMBAなどでも必ず教えているFCFを、どんな人にも分かりやすく解説しています。
もう一つは株価は現在と将来の利益をディスカウントし、合計したものが現在の株価である、という現在価値の考えを説明している事です。現在価値の考え方は債券を理解する上でも重要な事なので、真剣な投資家は必ず理解しておくべき項目です。
さらに、Trading For A Livingのテクニカル分析と対極をなす、ファンダメンタル分析の真髄を解説しています。これにはIntrinsic Value(本源的価値)を理解する事が大切なのですが、それも分かりやすい文章でつづられています。
著者自身が言っているように、この本の内容を全て(本当に)理解できたならMBAの金融コースを理解したのとほぼ同じ事になります。個別株に投資する人もしない人も、本書の内容は必ず抑えておきたい必須課題といえるでしょう。
注:ディスカウント
例えば1年後の$110は現在の$100を10%で運用したのと同じ価値があるので、1年後の$110の収益の現在価値は$100であるといいます。このように将来の価値から現在の価値に直す事をディスカウント(割り引き)するといいます。
