「足元」の意味

経済用語はいろいろな語源を持つ独特の発展をして使われているものが多い。例えば強気/弱気をBull/Bearと言うけど、なぜ雄牛と熊なのか(諸説あり)よく分からないし、英語に慣れないうちに聞くと経済の話なのに急に動物が出てくるので「はぁ?」と思ったりする。

日本語でも経済用語はいろいろあるが、日本で育っていれば大体意味は分かる。「底入れ」とか「嫌気して」とか。

ところが、日本語にもかかわらず意味が分からない用語がある。直接の意味は知っているけど、英語のBullのようにどうしてそうなのかが分からない。最近良く聞いている日経ヴェリタス大江麻理子のモヤモヤとーくやら世界経済ダイヤルで良く聞く用語「足元」がそれである。「足元の景気は」とか「足元やや上値を狙う動き」など。

ポッドキャストで経済ニュースを聞くようになってからずいぶん経つが、今まで分からないままにしておいた。知っている人にとっては普通の用語なのだろうけど、知らなかったものだから、「足元には地面があるわけだし、Fundamental(基盤とか基礎条件)のことかな?」と思ってた。でも、どうも文脈が合わない。あまりにも頻繁に「足元」「足元」と聞くので、重い腰を上げて調べてみた。

ネットで調べてみたら特に経済用語ではないという人もいるくらい一般的な用語らしい。「当面の」「直近の」「現在の」など、大体、現時点を含めて最近(過去でも未来でも)を指すらしい。よく分からなかったのは文脈によって近い将来の意味だったり、直前の過去だったりするからだろう。

  • 足元景気に不透明感強まる(近い将来)
  • じわじわと景気が悪化するかもしれない状況

  • 足元金利(直前の過去)
  • 最近の金利のこと

文脈によって微妙に期間も変わったりして、例えば月次統計の話をしているのなら足元=過去1ヶ月くらいのことだし、その日の株価のことなら足元は最大でも数時間のことだろう。使う場面が多いので余計に意味が曖昧だ。

アメリカ生活が長いからか、日本語の知識がそもそもなかったから分からなかったのか。。。

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