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また10人、不幸のチケットを手にした

Nobu

ちょっと不吉なタイトルですが、かなりの確率で不幸になるチケットを手にした10人のニュースを紹介します。CNNのニュースによるとニュージャージー州のある保険会社の社員10人が共同購入した宝くじが、2億1600万ドル(約213億円)に当選していたそうです。そう、不幸になるチケットとはまさにこの宝くじの当選チケットです。

CNNのニュース:職場の同僚10人で共同購入の宝くじ、213億円に当選

学術的な調査があるかどうか覚えていませんが、高額宝くじに当選した人の多くは純資産(Net Worth)が1年後には当選当時よりも少なくなるそうです。例えば(昔取り上げたことがある)この記事には離婚や犯罪などのために最終的に破産した人が紹介されています。
Unlucky lottery winners who lost their money

宝くじは不幸へのチケットですが、それでもうまくやりくりしている人もいるようです。
Taking home the jackpot

一括にするか、分割で受け取るか
一人当たりと合計の数字が間違っていましたので、訂正いたしました。
当選額は2億1600万ドルですが、これは26年分割で受け取った場合の合計金額です。もしこれを一括で受け取ると1億4000万ドルになります。ここで問題。一括で受け取るのと、26年分割で受け取るのとどちらが得になるでしょうか?

答えは人によって違うと思いますが、26年間で分割でもらうのは、実質的に一括でもらったお金を運用して26年間の間、一定額引き出すのと同じことです。どのくらいの年率に相当するかを計算すると、およそ3.9%になります。3.9%とは余り高い利率ではありませんが、いまどき、確実に26年間3.9%で運用できる投資はなかなかありませんから、私なら26年間分割払いにします。

一人当たりで考えれば、分割にしても1年間におよそ83万ドル(およそ8000万円)が入ってくるのですから、税金を引いたとしても50万ドルほどの収入になります。よほど注意しない限り、すぐに不幸になるのに十分な金額と言えるでしょう。(数字を一人当たりで書き直しました)

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