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大統領選、に関わるFI的妄想

通りすがり

大統領選もすぐですね。既に色々なケースに対して2012終わりと2013以降のプランニングをしてる人も居ると思います。
FI的違いだとCapital Gainに対しての課税が挙げれると思います。オバマ候補勝利なら今年のうちにTax "Gain" Harvestingしよう、ロムニー候補勝利なら通常どおりTax Loss Harvestingするので11月は既存ポジションの積み増しはwash saleに掛かる可能性あるからやめておこう、等。
で、今回はちょっと普通とは違う視点での妄想を書き記しておきます(笑

まずはじめに。どちらかの候補を推す・推さないという内容でありません。主張の一部だけを見てのお話です。

ここ等に両者のTax Proposalの違いが一覧で出ていますが、個人的に感じる大きな違いはロムニー候補がBusiness Taxに対してTerritorial Tax Systemを提案していることです。個人ではなく法人の話ですけどね。

Territorial Tax System(属地主義)だと会社の所属地に対してTaxが掛かり、アメリカ企業だからといって海外子会社等に対してはUSのTaxは掛かりません。
日本でも数年前に法人もTerritorial Systemになったはずだと記憶しています(個人は昔からTerritorial System)。

属人主義の場合、全世界全ての所得に対して税金が掛かります。アメリカ市民権持ち永住権持ちの個人と同じような感じです。
属地主義の場合、該当国に住居を定めている場合のみ税金が掛かります。他国の収入は他国で課税されるべきという考えです。

世の中の趨勢(流れ)は属地主義じゃないかな?と個人的には思っています。ですが、オバマ候補は昔から属人主義強化方向の姿勢を見せてるんですよね。
課税形態も非常に複雑になりがちな属人主義、このグローバル社会と言われるボーダーレスな企業活動においては無いんじゃないかな~と思わざるえないのですが。

で今回こんな話を持ちだしたのは、これをきっかけにIndividualでもTerritorial Taxにならないかな~という妄想をしたからです。

私達にあり得る、日本に帰るのですが~という話、その時問題になるのが市民権・永住権を維持するか破棄するかですよね。
これはアメリカが属人主義であるが故に、アメリカ住まいでなくてもアメリカ市民(永住権者含む)は全世界に課税される、という個人ではとてもじゃないけど面倒くさくて複雑なTax System所以の悩みです。
もし個人も属地主義にするべきじゃなかろうかという話の流れになったら市民権・永住権放棄という必要性はなくなるはずです。引退後生活設計の悩みが一つ減りますッ!(笑

雇用統計とか災害での指揮の感じとかでオバマ候補に追い風来てますし、仮にロムニー候補勝利だったとしてもすぐに個人が属地主義になることはないでしょうから、ただの妄想なんですけどね。
自分がretireする頃には国際課税システムも納得行くようなモノになって欲しいとは思います(笑

Nobu 2012/11/04(日) - 17:12

個人への課税も属地主義になる場合、そのまま変更してしまっては米国政府は単に税収を失うだけですよね。となると、その時点で海外にいたりして税から逃れられる人は代わりにExit Taxがその時点で発生するとか。。。妄想はどんどん膨らみますね(笑)

でも、属地主義になる確率は、アメリカがImperial(ヤードポンド法)から国際単位に変更する確率よりも低そうな気がするのです。

通りすがり 2012/11/04(日) - 20:13

そうなんですよね。属人主義な国って、さり気なくちゃんぽん主義(?)で、外に居る該当国の人間に対する課税(属人主義としての課税)と内に住んでる国籍問わない人間に対する課税(属地主義的課税)の両方をやってるんですよね。ずるいというかヒドイですよねぇ(笑

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